物書同心居眠り紋蔵



物書同心居眠り紋蔵
物書同心居眠り紋蔵

ジャンル:歴史,日本史,西洋史,世界史
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意外と知らない江戸時代

 私もテレビから入ったクチだが、原作は面白く読みながらお勉強になる本だ。
 恥ずかしながら、同心の仕事というのは当番制だと思い込んでいた。今日は外周り、今日は物書き、みたいに。実は違うのだ。お役替えがあるまで、物書き同心はずっと物書き、常周りは常周り。もちろん、お役目によって実入りも違う。
 それからテレビ版にもあったが、奉行所を公開する日があったこと。捕り物の様子を再現するとか、お仕置きの仕方を見せるとか、なかなか楽しい行事らしい。で、町人や同心の家族が見学に行く。ちょっとした文化祭だ。タイムスリップできるなら絶対に見に行きたい(笑)。
 時代小説(私の中で、歴史小説とは微妙に違う)は池波氏ぐらいしか読んでいなかった私に、この豆知識にあふれた本は新しい世界を開いてくれた。記念すべき1冊である。

居眠りしてもやる時はやる男、紋次郎

数年前にNHKの時代劇ドラマで放映されてた物の原作短編小説。
ドラマでは紋次郎を舘ひろしが演じてました。しんみりとした笑いあり涙ありの江戸時代ホームドラマ。居眠りという厄介な持病を持ち、閑職に甘んじている紋次郎だが、家庭や職場がらみで次々に起こる事件や厄介事を人知れず解決していく紋次郎の男らしさが一つ一つの物語に滲み出ています。

江戸時代の会社組織や生活環境のなかでの人間の心情など、読んでいてまったく古さを感じさせないし、難しことを考えずにすんなり読める。それでいて後味の良い感動が味わえます。日本の社会の本質(政府の構造や役所仕事)って江戸時代から変わっていないのかもしれないと思わせる。



講談社




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