モーツァルト : フルート&ハープ協奏曲&クラリネット協奏曲



モーツァルト : フルート&ハープ協奏曲&クラリネット協奏曲
モーツァルト : フルート&ハープ協奏曲&クラリネット協奏曲

商品カテゴリー:ミュージック,CD,DVD,クラシック,音楽
収録曲:フルートとハープのための協奏曲ハ長調K.299, クラリネット協奏曲イ長調K.622,
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さすが伝説的名演

第一楽章の出だしから本当に弾むようなイキのいいフルートとハープの調べ。 もちろん、演奏の好みというのは人それぞれで、優劣をつけることなど野暮というものですが、私はやはりこういった熱気とパワーが伝わってくる演奏が大好きです。 しかしこれ、確かに伝説的な名演と言われるだけあって見事なものですが、当時70歳のラスキーネにはかなりきつかったのではないかー?という気もします。 なにしろフルートのランパルがまだ40代前半なのだから(他の方のレビューにも書いてありますが)このコラボは指揮者にとってはバランスを取るのが本当に難しかったのではないかと思います。 しかしそういった困難さを聴き手に微塵も感じさせないところがすばらしい。  

そういう意味では、同録のクラリネット協奏曲は、オーケストラのまろやかさ、イキノ良さにおいて、今ひとつーの感がいなめないのですが、この二つの取り合わせでこの値段はやはりお薦めです。 まだこの二曲を聴いたことのない方、買って損はありませんよ。

天才のため息が聞こえるようです

 クラリネット協奏曲の第2楽章。これはまさに天才のため息とでも表現するにふさわしい楽曲です。私は基本的にはモーツァルトは嫌いですが、この曲を初めて聞いたとき、何ともいえない「悲しさ」がこみ上げてきたのを覚えています。
 
 映画『アマデウス』のなかでも時々出てきた、何とも表現しがたい彼の寂しさと悲しさとが、この2楽章に凝縮されています。どうぞ、お聞きになってください。
ランスロのクラリネットがすきです。

フランス的な典雅で暖かい音色は、ベームやカラヤン+フルオーケストラとはまた違った、趣味の良い名演だと思います。ランパルの華麗で、伸びやかなフルートが、オーケストラほどよく渡り合っていてます。クラリネット協奏曲は、クラリネット5重奏とともにモーツァルト没年に書かれた名曲であり、第2楽章の哀愁を帯びた旋律が印象的な名曲です。ランスロのクラリネットも優美で、「クラリネット協奏曲」と、「クラリネット5重奏」のカップリングでCDが出ないのか知らん、と思ってしまします。聴き手はドイツ系とくらべて、堅くなり過ぎず明るい初夏の日差しのような安心を覚えます。気付くと、CDが終わってったって感じでした。 
華やかな曲の華やかな演奏

この曲は当時パリで流行していたギャラント様式で華やかな雰囲気の曲です。この演奏はいわゆる古き良き時代のモーツァルト演奏ですが、曲が華やかなので、最近の演奏よりもこの方がよく合っていると思います。ランパルのフルートがすばらしいのはいうまでもなく、ラスキーヌがフルートとよく渡り合っていて好きです。ランパルに匹敵するフルートは他のレコードでも聴けますが、ラスキーヌに敵うハープはいまだ見つかりません。
ランパルの華麗で美しいフルートが印象的な、フルートとハープのための協奏曲の決定盤

モーツァルトの「フルートとハープのための協奏曲」のCDといえば、フルート協奏曲とのセットで発売されるのが一般的であり、このCDのように、クラリネット協奏曲とのセットで発売されるのは珍しい。ここに収録されている2曲は、以前、2枚組みの「モーツァルト:管楽器のための協奏曲集」に収録されていたものであり、その協奏曲集から、パイヤール室内管弦楽団演奏分をカップリングしている。  

「フルートとハープのための協奏曲」は、特に、フルートの奏でる華麗で美しい旋律が印象的な名曲なのだが、対照的な曲作りでありながら、いずれも評価の高い2枚の演奏で聴き比べてみた。そのもう1枚とは、カラヤン指揮ベルリン・フィルのゴールウェイ、ヘルミス盤である。 

ゴールウェイ盤は、カラヤン指揮ということからある程度、想像できるとおり、オーケストラ主導であり、あのゴールウェイが特に自己主張するでもなく、フルートがオーケストラと寄り添い合い、渾然一体となって、協奏曲を奏でているのに対し、このランパル、ラスキーヌ盤は、ランパルの明るく、華麗で、伸びやかなフルートが、強く前面に出ているのだ。どちらも、協奏曲としての一つの行き方だろうが、私は、この曲の性格から、ランパル盤の方に大きな魅力を感じる。この曲に一つだけ、難をいうとすれば、どうしても、音色的に、ハープがフルートに負けてしまい、ハープがフルートの伴奏のように聴こえてしまうところがかなりあることであり、それは、あの名手ラスキーヌといえども、例外ではない。  

ちなみに、このランパル盤は、「21世紀の名曲名盤」(2004年音楽之友社)の同曲中で、ダントツの第1位にランクされている。 

併録しているモーツァルト没年に書かれたクラリネット協奏曲は、特に、第2楽章アダージョの哀愁を帯びた美しい旋律が印象的な名曲であり、ランスロのクラリネットも、名演として名高いものだ。 




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